最新のハードウェア構造

セキュリティニーズを追及したハードウェア構造

コードメータキーは、セキュリティニーズを最大限考慮したハードウェア構造になっています。 アプリケーションのプロテクト管理を行うファームコードとプロダクトコード、モジュール管理やバージョン管理を行うフィーチャーマップ、使用期限や使用開始を設定するExpiration TimeとActivation Time、また「30日間有効」などの評価版に必要な使用期間を設定するUsage Period、アプリケーションの使用回数を制限するユニットカウンタ、さらに、コードメータAPIファンクションから読みだすことのできるユーザーデータ領域やセキュリティデータ領域が標準で用意されています。とくに、セキュリティデータ領域には、Protected Data、拡張Protected Data、Hidden Data、Secret Data、COLIなど、セキュリティニーズに応じて使い分けのできるデータ領域がそれぞれ搭載されています。

ベンダーごとに異なるFirm Code(ファームコード)

Firm Code(ファームコード)は、ベンダー(開発会社)ごとに異なるユニークなコード(6桁)です。開発キットに含まれるCmFSB (CodeMeter Firm Security Box)に1つの固有なFirm Codeが割り当てられます。

Firm Codeと一緒にファームアクセスカウンタやファームアップデートカウンタなどの補助的データを追加でき、これらを総称してFirm Item (ファームアイテム)と呼びます。

  • Firm Item
  • Firm Item Text
  • Firm Update Counter
  • Firm Access Counter
  • Firm Precise Time
  • Firm Key

Firm Itemの中に登録できるProduct Item(プロダクトアイテム)

各Firm Itemの中に、プロダクトコードなどのプロダクトアイテム(Product Item)を登録できます。このプロダクトアイテムにプロダクトコードやフィーチャマップ、使用期限や使用回数などのセキュリティ項目を登録します。

1つのファームアイテム(Firm Item)の中に、複数のプロダクトアイテム(Product Item)を最大6,000個まで登録することができます。これにより、1個のコードメータキーで、最大6,000種類のアプリケーションやモジュールをプロテクト管理することが可能になります。さらに、それぞれのアプリケーションまたはモジュールごとに個別のネットワークライセンス数を設定できるため、きめの細かいライセンス管理が可能になります。

また、これらのファームアイテムやプロダクトアイテムの内容をリモートアップデート機能を使ってファイル操作で更新することができます。ライセンスの追加、使用期限や使用回数の更新など、ユーザーニーズに応じて、スピーディに対応が可能です。

共通で使用できるCM-BOX機能

コードメータキーには、1つ1つ異なるユニークなシリアル番号、使用期限や使用可能期限を確実に管理するCM-BOXタイマー機能、第三者による不正使用を防止するパスワード(PINコード)機能、不正解析を行うとCM-BOXへのアクセスを禁止するハードウェアロック機能、ファームウェアの更新機能など、セキュリティニーズに必要な機能を豊富に搭載しています。また、これらの機能をコードメータが用意しているAPIファンクションを使ってコントロールすることも可能です。

Windows/Mac/Linuxをサポートするハードウェア設計

コードメータのハードウェア(CmDongle)はWindows/Mac/Linuxを共通でサポートするハードウェア設計になっています。また、コードメータAPIファンクションは各OSで共通に使用できるクロスプラットフォームファンクションであり、コードメータランタイムサーバーは各OSで共通に使用できます。

さらに、OSが持つ標準デバイスドライバを使用するため、クライアントに対して専用のカーネルドライバをインストールする必要がありません。(ただし、Mac OS Xの場合はカーネルドライバーが必要) まさに、オールラウンドなハードウェア設計になっています。

コードメータが対応するOS

  • Windows 8.1/10 (32bit/64bit)
  • Windows Server 2012(R2)/2016/2019 (32bit/64bit)
  • Windows XP Embedded
  • Windows CE 5.0/6.0
  • Mac OS X 10.12以降
  • Linux (32/64bit)
  • Embedded Linux
  • Sun Solaris 9/10
  • CoDeSys (Soft PLC)
  • VxWorks
  • QNX
  • Android
  • iOS

さらに、組込みシステム用OSをますますサポート

ますます重要になる産業用組込みシステム用セキュリティとして、下記OSをサポートしています。また、サポートするOSは、今後増やしていく予定です。

豊富なハードウェアインターフェイス

コードメータには、USB(標準/小型)をはじめ、メモリーフラッシュ付きUSBキーや、Express Card、PC Card、コンパクトフラッシュカード(CF Card)、SDカード、マイクロSDカードを用意しており、コードメータランタイムサーバーやAPIファンクションなど全てにおいて互換性をキープしています。従い、プロテクトされたプログラムを、ハードウェアの違いを意識することなく動作させることが可能です。