「透かし設定」では、暗号化したPDF文書に表示する透かしの内容や表示方法を設定します。
透かしには、利用者名やライセンス情報、閲覧日時などを表示でき、文書の不正コピーやスクリーンショット、無断配布に対する心理的な抑止効果を高めます。また、透かしの文字サイズ、色、透明度、回転角度、配置などを自由に設定でき、文書の用途に応じた表示が可能です。
透かし表示を有効にします。 チェックをオンにすると、FencMesh Viewerで文書を開いた際に、設定した透かしがすべてのページに表示されます。
透かしに表示する利用者情報を設定します。通常はライセンス情報やログイン情報から取得したユーザーIDが表示されます。
[例]
透かしとして表示する文字列を設定します。
固定文字列だけでなく、各種プレースホルダー(変数)を組み合わせて表示できます。
[例]
設定した透かしをリアルタイムに確認できます。文字サイズや色、透明度、位置などを調整しながら、実際の表示イメージを確認できます。印刷前や暗号化前に仕上がりを確認することをおすすめします。
透かし文字の大きさを設定します。重要度や文書サイズに応じて調整してください。一般的なA4文書では20~36ポイント程度が推奨です。
透かしの透明度を設定します。 値を小さくすると文書が読みやすくなり、値を大きくすると透かしが目立ちます。 一般的には10~20% (0.10 ~ 0.20) 程度を推奨します。
透かしを表示する角度を設定します。
一般的には
透かしの左右位置を調整します。
透かしの上下位置を調整します。
印刷時の透かしサイズを調整します。印刷結果に応じて最適な倍率を設定してください。
「透かし印刷倍率」は、**印刷時の透かしの拡大率(スケール倍率)**を設定するための項目です。デフォルト値は1.10 (110%)に設定されています。例えば、透かし文字が、
透かし文字の色を設定します。一般的には
カラーダイアログを表示し、任意の色を選択します。HEXカラーコードによる指定も可能です。
透かしをページ全体へ繰り返し表示します。スクリーンショットや写真撮影による情報漏えい対策として有効です。
現在の設定内容をライブプレビューへ反映します。設定を変更した場合は、暗号化前に表示状態を確認してください。
透かし情報は暗号化文書のポリシー情報として保存されます。
FencMesh Viewerは文書を表示する際に透かしを動的に生成し、閲覧者ごとの情報を反映して表示します。そのため、同じ文書であっても閲覧者ごとに異なる透かしを表示することが可能です。
透かしは「見えればよい」のではなく、「読みやすさ」と「抑止効果」のバランスが重要です。
推奨設定
透かしは、**「犯人を見つけるための機能」ではなく、「情報漏えいを未然に防ぐための機能」**です。閲覧者が自分の氏名や利用者情報、閲覧日時などを含む透かしを認識することで、「この文書は管理されている」という意識が働き、不正なコピーやスクリーンショット、無断配布を思いとどまらせる心理的な抑止効果が期待できます。万一、印刷物や画面写真が社外へ流出した場合でも、透かしを手がかりに配布先や閲覧者を特定しやすくなるため、原因調査や再発防止にも役立ちます。
透かしは、FencMesh PDFが提供する「見えるセキュリティ」です。暗号化やライセンス制御が文書へのアクセスを保護するのに対し、透かしは閲覧者の行動に働きかけることで、不正利用を未然に抑止します。FencMesh PDFでは、閲覧者ごとに異なる情報を動的に表示できるため、高い抑止効果と運用性を両立します。
透かしは「文書を守る」だけではありません。閲覧者に「この文書は管理されている」という意識を与え、不正利用を思いとどまらせる効果があります。