ワイブキー(WibuKey)の原理


ワイブキー(WibuKey)にはコピープロテクトに必要な多くの機能が標準装備されています。基本的な機能から、かなり高度な機能まで用意されていますので、貴社のセキュリティニーズに応じて、きめの細かいプロテクトが実現できます。

2種類のコード設定による確実なプロテクトチェック

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[ワイブキーASICへのコード登録]

開発キットの中に含まれている貴社専用のFSB(Firm Security Box)とコード登録ソフトウェアWKLIST32.EXEを使って、ワイブキーASICにFirm Code(ファームコード)とUser Code(ユーザーコード)を登録します。

[アプリケーションプログラムのプロテクト処理]

自動暗号化ソフトウェア「AxProtector」を使って、貴社のアプリケーションプログラムを自動暗号化します。暗号化されるときに、貴社の指定するFirmCode(ファームコード)とUserCode(ユーザーコード)がプログラムの中に自動的に組み込まれます。

それぞれ登録されたアプリケーションプログラム側の[Firm Code]+[User Code]とワイブキーASIC側の[Firm Code]+[User Code]との照合によってプロテクトチェックが行われます。

アプリケーションプログラムを暗号化するワイブキー 2種類のコード設定による確実なプロテクトチェック

貴社専用のFSB(Firm Security Box)

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FSB(Firm Security Box)は、プログラムの暗号化、ワイブキー自身へのコード登録および修正、リモートアップデートファイルの作成など、ワイブキー・セキュリティ管理に必要なUSBキーで、ワイブキー開発キットの中に1個同梱されています。

FSBには貴社独自のユニークなFirm Codeが1つ割り当てられており、このFSBを使ってプロテクト管理を行います。FSBが無いと、貴社のFirm Code/User Codeでプログラムを暗号化したり、ワイブキー自身を作成したりすることができません。また、1つのFSBに割り当てられたFirm Codeは1種類であるため、第三者が別のFSBを使って貴社のFirmCode/UserCodeを持つワイブキーを作成することができません。FSBにより確実なセキュリティを確保しています。

User Codeは 1 から 16777215 までの範囲で自由に設定できます。FSBを使って、商品ごと、ユーザーごとに異なるUser Codeを持ったワイブキーを自由に作成することが可能です。しかも、一度ワイブキーASICへ書き込んだコード(Firm Code/User Code)は貴社のFSBがあれば修正や更新が可能です。従い、貴社の商品ごとにワイブキーを在庫する必要がなく、出荷前にコードを登録してから発送することが可能になり、プロテクトキーの在庫管理が非常に楽になります。また無駄な在庫をする必要がなく在庫コストを削減することもできます。

1つのFSBで登録できる数量(ライセンス数)は無制限で、FSBが物理的に壊れるまで登録可能です。 さらに、スペア用FSB(バックアップ用)も用意しています。